今回は次の3問を質問する予定です。

1.農村下水道の未収金問題

5年前に発覚した農村下水道料金の徴収ミスについて質問します。通常の下水道は水量で計算しますが、町内の集落によっては集落単位で処理施設を持っており、独自の計算方式で料金を支払っています。たとえば床屋さんなら洗髪をする洗面台が何基設置されているか、などで算出された料金となります。つまり水量で支払わない下水道料金ということです。

この農村下水道は計算方法が非常に煩雑で、間違えが起きやすいものです。5年前に発覚したときは、料金計算が実際の施設状況にそぐわないケースが見られました。結果的にこれまでの料金よりは過小、実際はより多くの支払いをする必要が生じました。これが農村下水道の未収金問題です。

ただ5年が経過すると、未収金については未回収の残額があっても時効を迎えます。その時効が本年にあたるため、今回はその手続きの正当性について質問をいたします。

2.田中地区の地籍調査の未完了問題

私が住んでいる田中という集落では20年ほど前に地籍調査の現地測量を完了しています。隣地との境界線についてきちんと隣人同士の合意形成も整い、これから正式に登記される、というところでなぜか20年に渡って放置されています。

実は田中地区には名神高速道路が住所地にかかる部分を通っています。集落の外れで、生活には無縁の箇所なのですが、住所の上では田中地区になるため高速道路周辺も現地測量の対象となりました。

当時の詳しい経緯はわかりませんが、そのときに筆界未定となった土地がありました。当時の道路公団と竜王町と滋賀県が関係する場所だったようですが、きちんと境界が確定できずに問題が先送りにされています。結果的に田中地区全体の地籍調査は完了しなかったため、地籍調査の結果は確定せずに未完了のまま放置されることとなってしまいました。

境界が未確定で土地の売買ができない、という話はよく民間の隣地同士では聞く話ですが、田中地区のようなケースは聞いたことがありません。この問題は、公的機関が問題を先送りにしてきた結果、地域住民が長年にわたり不利益を被ってきたといえます。まずは現状の課題を確認し、今後の解決策について話をしていきます。

3.町長は3期目の考え方は

今年6月に予定される町長選挙に現職の西田氏が3期目を目指して出馬を表明されました。次のように私なりにもっている問題意識があり、町長はどう考えているのか伺います。

・現在の二校ある町内の小学校を一つに統合することは。

・財政を考慮すると抜本的に削減すべき事業を検討すべきではないか。

・物価高による予算額の上昇や、自動車関連の法人町民税の減収が見込まれるなか、大きく税収を増やす手段や方法は。

・「若者も暮らしたい町の実現」には自治会役員のゆるやかな削減等では抜本的な解決には至らず抜本的に行動する必要があるのではないか。

という点について質問をします。

今回は3月22日(金)の午前10時ごろに登壇する予定です。きちんと準備をしてしっかり臨みたいと思います。