【9月議会の一般質問について】

2022年9月6日

議会運営委員会が開かれ、9月議会で行う一般質問の添削を行い正式に受理されました。

一般質問とは行政の執行方針等について、議員が独自の観点から質問を行う、議会の中でも最も大切な機会の一つです。本年は感染症対策で質問数が制限されてきましたが、今定例会では制限なしの最大一人5問まで可、というルールに復帰しています。

とはいえ、一般質問は準備に相当時間がかかるので1問でも私の場合はひーひーいっています。今回は頑張って次の2問行う予定です。

1)家庭系ごみの削減目標への取り組みは

竜王町は、東近江市・日野町の一市二町で広域のごみ処理組合の「中部清掃組合」を組織しています。大きな自治体の場合は単独で処理施設を持つ場合もありますが、県内の多くの自治体は隣接する市町で共同でお金を出し合って、燃えるゴミや燃えないごみの処分施設を維持しています。その方がスケールメリットがあり、トータルコストが安く済むためです。

必然的にゴミ行政の課題や目標も市域・町域を超えたものになります。令和8年度には一市二町で1人1日440gという家庭ごみの削減目標を掲げています。現在の排出量は、東近江市515g、日野町544g、竜王町488gとなっています。一見して優秀な成績の竜王ですが、コロナの巣ごもり需要等があり、ここ数年むしろゴミの量は増加傾向にあります。

また、一般的に家庭系ごみの重さの約40%は水分と言われています。水というのは、たとえば野菜くずや食べ残しの廃棄分に含まれる水分のことです。これを減らすために三角コーナーの生ゴミのひと絞り運動や、コンポストの活用等も行われていますが、ある意味で燃えるゴミの焼却は燃料を使ってわざわざ水燃やしているとも言えます。

令和8年度の目標に向けて、目標達成の方策、現在の課題、そして野焼きがゴミの量へ与える影響について質問をします。

2)空き家予備群への空き家対策について

ずっと取り組んでいる空き家対策ですが、今回は空き家を発生させないための取り組みについて質問をします。近年では65歳以上の高齢者のみが住む戸建て住宅は「空き家予備群」として定義されています。所有者が死去してからでは、相続問題、仏壇問題、空き家が物置化する問題などが発生して、遅々として活用が進まない実態があります。

現在竜王町ではいわゆる「終活ノート」を配布して、高齢者世帯には認知症後のターミナルケアのあり方について、事前に本人の意思確認をする後押しをしています。こうした場合の担当部署は福祉課になりますが、しかし実際に現場で働きかけをおこなう福祉系の職員では不動産の処理などの専門的な分野までサポートしきれない現状があります。一応、本町の空家等対策計画では課を横断して情報提供と意識啓発をおこなうと定められていますが、実際どのような取組みをされているのか伺います。

合わせて、世代分離している世帯数を除いた竜王における「空き家予備群」の総数と民間団体との協働のあり方について質問して、基本的な情報と今後の姿勢についても確認したいと思います。

一般質問は今月9月20日(火)に行います。ギリギリまで質問文を添削していたら結局提出順が最後になってしまいました。登壇は夕方4時ごろになると思います。あと2週間しっかり準備をしたいと思います。