【3月議会に向けて】

2022年2月24日

議会運営委員会がおこなわれ、3月2日開会される定例会の議案が示されました。

新年度の予算は、昨年度比12.2%増の67億2,900万円の予定です。昨年は約60億円でしたが、今年の予算には約8億円分のコンパクトシティ化構想にかかる用地取得費や設計費用などが含まれています。

すこし驚きました。コロナショックで経済が停滞しているとされ、周辺自治体は減額が目立っています。しかし竜王町の場合は税収増を見込めるということで過去10年で最も大きな新年度予算額となります。税収については具体的には、固定資産税の増収が見込めるとのことです。

企業の設備投資が進み償却資産(工場の製造機械など)への投資が増えた結果、竜王はこのコロナ禍で税収増となる見込みです。改めて竜王は規模感は小さいですが、経済的には強靭な町と思いました。具体的な予算についてはこれから、見てまいります。

なお今定例会では一般質問について各議員1問となっています。

コロナ禍で現在、過去最も竜王町では感染者数が爆発的に増えています。

オミクロンへの置き換わりが進み、世の中もコロナへの意識は以前ほど悲観的ではなくなっていると感じます。

一方で、現在の感染者数は83名(うち入院3名)です。

昨年12月までは53名でしたが今日までの合計の感染者数は396名となっています。

濃厚接触者となると現実的には自宅待機となり、仕事もできなくなります。かからないに越したことはありません。

一般質問については、複数お伺いしたいことがあるため提出期間のギリギリまで悩もうと思います。

【議会タブレット】

本日の議会運営委員会の最後には、議会のタブレット化の話が出ました。タブレットPCによるペーパーレス化や業務の効率化、を議会として率先してやるべきではないのか、というものです。私は賛成しています。

ただ、メリット・デメリットは必ずありますし、ペーパーレス化というそんな単純なことがメリットであるだけでは投資をする額に見合っていないとも思います。

「導入すると、いままで出来なかった、こんなことが出来る」というのが正しい未来の描き方であると思います。単に紙がもったいないとか、自分たちが先進的であることのポーズとして導入するというのは良くないことです。

ちなみに国会でもタブレットは導入されていません。未だに国の最前線でも紙・紙・紙なのです。委員会で試験的に導入されたという話もありますが、通信は遮断しないといけない等、はっきりいうと日本は国レベルで遅れています。

私の本棚は議員になってから捨てられない書類で毎年1メートルくらい幅をとっていきます。見返すことがあるなら、検索性が高い電子データのほうが遥かに仕事はしやすいと思います。こうした論点も整理して、導入の議論に参加していきたいと思います。