最近、竜王町の水道からPFAS(有機フッ素化合物)が検出されたとの週刊誌記事がありました。この件について、町民の皆様に正確な情報をお伝えしたいと思います。
【PFASとは?】
PFASは、過去に工業用途で広く使用されていた化学物質で、一部が人体に有害であるとされています。現在は日本で原則使用が禁止されていますが、分解されにくい特性があり、水源に混入している場合もあります。
【週刊誌報道について】
記事では、竜王町が滋賀県で唯一、PFAS濃度が国の目標値50ng/Lを下回る7ng/Lが検出されたとされていますが、これは事実を誤解する可能性があります。実際には、県が公開したデータが5万人未満の給水人口の市町のみだったため、県内の約半数の自治体が含まれていない状況でした。
【竜王町の水道の仕組み】
竜王町の水道は、琵琶湖の水を滋賀県企業庁から100%購入しています。(昔は弓削や西横関の水源からも取水していましたが)今では自前の水源を持たない町であり、水質管理は県の企業庁が担っています。
【現状と町の対応】
竜王町の水道水は、国の目標値を大きく下回る濃度であり、安全性が確保されています。また、来年からPFASの検査と公表が全国的に義務付けられる予定であり、さらなる透明性が期待されます。
町議会では、住民の皆様に安心していただけるよう、町ホームページでの情報公開を執行部に要請しました。現在、早急な対応を進めているとの回答を受けています。
今後も安全で安心な水道環境を守るため、引き続き情報提供を行ってまいります。