近江の聖徳太子魅力発信事業オープニングセレモニーに参加しました。
八日市文化芸術会館から太郎坊宮の法要をLIVE中継に始まり、江州音頭と新作の聖徳太子ミュージカル、竜王もお世話になっている講談師の玉田玉秀斎さんの新作『近江の聖徳太子』のお披露目と濃い内容でした。
聖徳太子は誰でも知っていますが、地元史と著名人というのはオーラル・ヒストリーで伝わるものです。滋賀にとって聖徳太子はどういう人物であったか、というのはご当地の江州音頭の歌詞や、いま新しく作られたミュージカル、講談という形で今後も受け継がれていくことを感じます。
玉田玉秀斎さんは「今は機械で鑑定にかけて、1000年前と伝わるものを300年前のもの、と断じてしまいますが大切なのは心です。1000年伝わっていると大切にする心」とおっしゃっていました。まさにその通りだと思います。
ちなみに竜王町尾口の観音禅寺にある十一面観音像は聖徳太子が一刀三礼で彫られたものと伝わっています。空海、最澄、そして聖徳太子、この三偉人は常に津々浦々の歴史に関わりを持っています。
1400年祭は来年まで催し物がロングランで企画されています。意外に身近に足跡・聖跡は感じられるものです。この機会にぜひ社寺めぐりにおでかけください。