7月27日

議会運営委員会と全員協議会と臨時会が開催されました。

今月19日の大雨で町内では3箇所道路の陥没や法面の崩落がありました(現在は応急処置で復帰)。修繕に必要な土木費750万円を議決しました。

加えて先日漏水が判明した須恵地先の添架管の敷設替えの予算3,000万円を承認しました。添架管は橋桁にかかっている水道管で、当該のパイプは昭和52年(45年前)に設置されたものです。水道の管路は古いものから順に更新されます。当該の管路はまだ更新期に来ていなかった段階であったため少なからず衝撃がありました。送水そのものはバイパスで現在問題なく行われています。

また畜産クラスター(食用牛の肥育の大規模化・集約化)で町内2件の事業者(澤井牧場、中原明美氏)へ約3分の1補助で国庫から各々約1億円の補助金が交付されることに関連する議案を承認しました。事業の総額は各自約3億円で、牛舎の拡充等が行われます。

午後は日野町のわたむきホールにお邪魔して、町議会議員研修会に参加しました。テーマは「持続的で生産性の高い農業の推進について」で県農政水産部の平井技監のお話をお伺いしました。

特に米の需要に関しては、家庭用6割、事業用4割という消費動向をきちんと把握すること。コロナ禍で業務用の需要が低下しているが一時的なものであること。この際海外に高く売ろうという話とあるが、オールジャパンで取り組みが必要という話でした。

ウクライナ戦争による小麦危機で国産の小麦への期待が高まっているが、実態として日本の小麦は水田を米の作付け前に利用して生産されるため、欧米産のきちんと畑地化された環境で栽培されたものには品質で勝てず、そもそも粉挽屋が取扱うクオリティーに達していない、という話もありました。需要、動向、補助金をしっかり把握すべし、ということが結論であったと思います。

今週からは猛烈な暑さですが、皆さま健やかにお過ごしください。今日も1日お疲れ様でした。