2021/11/09

本日は午前中中部清掃組合の代表者会に参加しました。10月1日から代議員から代表議員となり、参加する会議が増えより多くの責任を担うことになりました。これからますますがんばりたいと思います。

午後からは日野町の公民館で治水対策の研修を受けました蒲生郡の子の所と竜王町の量議会の議員合計25名が出席し、県から来られた専門家の方の講義を受けました。

滋賀県には全国の約3分の1にあたる81の天井川が集中しています。その理由としてはもともとの地質が花崗岩質で土砂が川に流入しやすいのと、里山の利用の中で木が伐採され土砂が河川に堆積しやすかったという理由があったようです。

必然的に洪水時は堤防からの越水によって集落側に水が流れ込むリスクが非常に高くなります。もともとの治水対策は自治体単位で考えがちですが、流域でこれを考えていこうと言うことで、自治体の垣根を越えた広域的な治水へと行政の考え方も変わりつつあります。今日はそれに加えて、日野川流域の流下能力、関連するダムにも多くの知見が得られました。

本日印象的だった話は地先の安全度マップでは破堤(堤防の決壊)は想定外で、あくまで高さをもとに計算している、実際どこで堤防が破れるか予想は困難だ、という点です。堤防にも時代が古いものだと脆弱な作りのものがあったり、かといって江戸時代の彦根城の堤防などほ堅牢で水で侵食されないような作りであり、堤防も玉石混交ということでした。

滋賀県は海なし県のなかでも特段水との関わり合いが強い地域です。琵琶湖、天井川、砂防ダム、治水ダム、利水ダム、そして近畿圏1,700万人の水資源の供給。これらの多様さと豊かさも、防災と表裏一体の関係にあると思います。今日頂いたペーパーは70ページの大作でした。これをもとにして私自身ますます勉強していきたいと思います。