2022年12月14日

本日は予算決算常任委員会、議会ICT化特別委員会、地域活性化特別委員会の3つの委員会がありました。

【12月補正予算について】

5億2660万円の補正予算が上程されています。

主なものは次の通りです。

・庁舎別館改修工事 3億9200万円

・総合運動公園のグラウンドゴルフ場整備に関連する予算 1173万円

・山之上での企業誘致に関連する水道管の敷設替え設計等 572万円

・ふるさと納税の返礼品等にかかる経費 5000万円

・公共施設等の電気料高騰分 702万円

このうち別館改修工事とは、役場庁舎西側(旧有線放送建物)を今後、役場の一部の課の移転先として整備する事業です。バリアフリー化などに要する予算、非常用発電機の更新などに関する費用も含まれています。町役場は昭和57年に建設され今年で40年を迎えます。町内には145棟の公共施設がありますが、このうち築30年を超える施設は75%(約110件)に上ります。役場も当面は新設をする計画はなく現状の建物の長寿命化対策を施すことで、言葉は悪いですがだましだまし使い続けていきます。今後、公共施設の中長期的な維持経費は年平均で14.8億円かかるとされ、歳出の規模が60〜70億円の竜王にとって重い課題となっていきます。別館改修工事3.92億円は大きな金額ですが、これは庁舎を新設するよりは、という考えのもと支出されるお金となります。

山之上地先での企業誘致に関する水道管の敷設替えは、周辺に宿泊施設が建設される計画があり、関連する土地での水道管工事の設計にかかる予算となります。本町にはいわゆる民宿型の宿泊施設がありますが、観光や宿泊が一体となった施設が今後整備されていく予定です。

公共施設の電気料の高騰についてはこれまでと同様の使い方をしても電気代が2割強上がっているという話でした。電気代については来年度も高騰ベースで計算する必要性があるため、話を聞いていてとても暗い気持ちになります。

ふるさと納税の経費は、寄付額の増額を見込んだ補正予算となります。寄付額が昨年は初の2億円台となりましたが、今年もぜひ頑張っていただきたいと思います。

【議会ICT化特別委員会】

本委員会はタブレット端末等を議会で導入するために設置された委員会ですが、行政とも足並みを揃えてICT化を進めていくことも趣旨としています。今回は委員会が立ち上がって初めての所管事務調査でした。内容は現在役場庁舎内のデスクトップ型端末の更新が進んでいるため、新型端末の詳細と運用面についての調査となります。

役場のパソコンはこれまで据え置き型のパソコンでしたが、今後はモバイル端末へとリプレースされていきます。これは滋賀県内の6町が共同で調達する富士通のパソコンで、スペック的なことを言えばSSD256GB、13.3型(A4サイズ)、重さ840g、Office搭載、駆動時間は11時間(カタログ値)というものです。これは明らかに持ち運びを前提としてスペックなので、実際にどうやって使っていくのかが重要だと思います。これまでと同じデスクでしか使わないものだとモバイルにする意味もありません。

結論から言えば、まずは刷新をして、持ち運びもガイドラインを同時に整備していく、という話でした。各議員からの質問として、書類の共有がデータベース上でどういったタイミングで行われるのか(人事異動の発表など)、これまでにないコンプライアンスの徹底が求められるがどう整備していくのか、この際エクセルの演算なども全町的に統一しては、というものがありました。こうした庁舎内のICT化については今後も議論を行っていきたいと思います。

【地域活性化特別委員会】

コンパクトシティ化のスケジュールについての説明がありました。現在あたらしい小学校の建設予定地では文化財の発掘調査が進められていますが、埋蔵文化財の試掘は来年度の初め頃まで行われる予定です。試掘が終わればいよいよ建設に向けた具体的な工事(造成工事など)が始まります。現在は建設予定地の土地の不動産鑑定をおこなっている段階です。来年度に土地の収用に必要な法律上の申請が済み、収用をするための許認可が得られれば土地収用へと向かっていきます。土地収用に関する手続き等は今年度末から来年度のはじめまでかかる予定です。新小学校の開校は2025年の予定です。遅れないことが大事だと思います。

【その他】

来週はいよいよ12月20日(火)に一般質問があります。

今週いっぱいは来週までの準備期間として、しっかり本番に臨みたいと思います。