2022年10月31日

■全員協議会

議員全員協議会と臨時会がありました。

会議の冒頭では、先日竜王中学校で起きた教諭による盗撮事案について報告がありました。

事件の詳細については報道されている通りです。

本日は再発防止策等、今後の取り組みの説明がありました。

生徒さんのケアにも心を砕いて欲しいという意見も出ました。

私個人の思いとしては、逮捕された教諭は基本的には県の職員という立場なので任命権者もいない場所で釈明を受けるのは個人的に違和感を感じます。

本日は教育長が説明に当たりました。

現場の指揮官という立場ではあると思いますが、

では懲罰の権原があるのか人事権があるのか、というと会議室にいた誰にもそれは出来ないことです。

結局、私達は県の教育委員会というよく分からない組織が採用した人材を受け身で受け入れて、なにか問題が起きたときは竜王町の名前が出るということを甘受しなければいけません。

こういう構造的な問題が根底にあると思います。

去年は何も言いませんでしたが、さすがに1年で2回も同じようなことがあると県の人事採用のザルぶりを疑います。

しかも4月に採用されたばかりの若者でもありました。

話では、本人は自分のしたことの重大性を認識していないということでしたが、それを教え込むのも人材育成の一つであるとおもいます。

もちろんそういう人を採用しないに越したことはありませんが、若者であればまた鍛えることもできたと思います。

県の教育委員会には重々申し入れをして欲しいというのが、本日の議員さんたちの大半の意見でした。

■臨時会

本日の臨時会では円安や物価高騰の影響を受ける町内事業者への助成の補正予算案を可決しました。

町内の障害福祉施設、介護施設、保育所、放課後クラブ等、また肥料価格の高騰を受けて化学肥料のてい減に取り組む事業者への補助等が行われます。

補正予算7,348万円のうち約半分は国・県費による補助で、町から半分負担する金額についても年度内には国の助成額確定によって補填される見込みです。

■マイナンバーカード

本日の臨時会ではマイナンバーカードについても普及促進の補正予算が可決されました。

現在の町内の普及率は58%です。

滋賀県の平均は65%となり、竜王町は他市町に比較するとあまり普及していません。

私は個人事業主なので青色申告の際にマイナンバーカードを利用して大変便利な思いをしています。

税務署に行ったり役場の窓口の行列に並んだりすることはありません。

ただ職種によってマイナンバーカードは便利に感じる人とそうでない人に分かれると思います。

国も最近はその点及び腰なので、持たなくても良いとも受け取れる発言を首相もしていますが、本来こうしたものは全員が持たないと威力を発揮しません。

行政事務も二重化して、カードがあることが逆に手間が増え税金の無駄になりかねません。

日本は過度に個人情報について配慮を求める国ですが、それは一方でデジタル化と行政事務の効率化を著しく停滞させている理由の一つでもあります。

基本的にIT先進国では民間企業にも個人情報は共有されています。

それが原因で詐欺やなりすましなどの犯罪が起こるかどうかは社会システムに起因するものです。

個人情報のことそのものは本質ではありません。

ともあれ、竜王町も本格的にマイナンバーカードの普及促進をするため、1日出張所を町内の全ての自治会で開催する予定です。

ちなみにマイナンバーカードには個人情報は含まれておらず、行政が持つ個人情報にアクセスするための鍵を持つことと同じです。

もしマイナンバーカードが個人情報のかたまりだと言うなら、免許証などは絶対他人には見せてはいけません。

マイナンバーカードは免許返納者にとって有効な身分証明書、という理屈はここから来ています。

最近はめっきり秋めいて来て、朝夕が非常に寒くなってきました。

いつも半袖で寝ている私もそろそろ限界に近づいています。

どうぞ皆様季節の変わり目にご自愛ください。