【三月議会の常任委員会】

本日は二つの常任委員会が午前午後で行われました。最初に教育民生常任委員会では、(1)介護保険の段階分けが、9→12段階へ変更となる条例の審議、(2)認定こども園化の計画が進む竜王の二つの幼稚園についてアンケート調査の結果や今後の予定について調査を行いました。(詳細は後述)

午後からは総務産業建設常任委員会があり、私は担当委員ではありませんが傍聴をさせて頂きました。基本的に担当委員会でなくても、竜王町の議員は全て各委員会に出席しています。内容は上下水道事業の計画と4月に発行される第六次総合計画(まちの10年計画)の最後の詰めの意見集約です。(詳細は後述)

明日からは予算審議です。まずは今年度の3月の補正予算から始まります。年度末は事業が完了した分の残金があれば減額、今年度中に完了できなければ繰越、思わぬ出費があれば増額など、お金の出入りが激しい時期です。また、この3月の年度末での金額で来年度の事業費の概算もある程度決まってきます。今年はとくにコロナ禍で、普段にない予算の計上があったため、それが来年度どう反映するのか、きちんと見ていきます。

また、ここにきて町内で新型コロナウイルス感染者の増加が報告されています。濃厚接触者となった家庭内での感染例もあると聞いています。家に帰るとほっとしますが、まずは第一に洗面所へ。手洗いうがいをしてから家族団らんでお過ごしください。ワクチンについては、今日の新聞報道では4月中旬に第一便が県内に配布とありましたが、具体的な日程等は分かり次第ご報告いたします。

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【介護保険料の段階】

これまで竜王町では9段階に分けて所得に応じた介護保険料の納入をお願いしていましたが、4月からはより細かく分けた12段階で保険料が決まります。今までは保険料の基準額に対して、非課税世帯なら0.5をかけた数値、課税世帯であれば最大1.7をかけた金額で計算していましたが、上限の率が1.7から2.0まで上げられます。これまでは極端に言えば1億円稼いでいる方と数百万の所得の方の納入額が同じになる可能性があったため、20年ぶりの改定となりました。

【認定こども園化の計画】

年初に行われたアンケート調査では、こども園の利用が想定される400世帯から252件の回答がありました。利用したいと答えた世帯はおおむね二つの幼稚園利用者を合わせた園児数と同じでした。現在の計画では2園を1園にまとめるという案がありますが、1園化に賛成するのは115(46%)、2園のままは51(20%)、保育園を利用するは84(33%)でした。当初は朝8時から子どもの預かりを始める予定でしたが、保護者との意見交換会を経て、朝7時30分からに変更となる見通しです。

こうしたことは一見して利用者にとってはありがたいことですが、現場で働く幼稚園教諭さん、保育士さんにとっては交代制の勤務ともなり、働き方にも変化が生じます。現状は1園化によって人的には対応できるということですが、やはり働く先生方も子育て世帯なので無理がないのか今後も確認をしていきます。

【水道料金について】

来年度から竜王ではこれまで受け入れていた県からの入水量の契約数量を10%減らして、これによって今後のメンテナンスか更新費を捻出するという説明を受けました。

【第六次総合計画について】

町の10年計画である総合計画が来月発表されます。今回のスローガンは「若者も暮らしたい」という言葉が含まれ、人口減少が続く竜王町でいかに社会増(転入)、自然増(出生)を増やすかを一つのテーマとしています。具体的には調整区域が多い竜王での宅地の確保と空き家の利活用による「住む場所」をいかに確保するかで、人が来る上での、子育てをする上での受け皿確保が計画に示されています。

色々細かい指摘を過去の委員会を含めてさせて頂きましたが、町として住む場所を作っていきたい(空き家を含め)という部分については、同じ思いを持つ者として後押ししていきたいと思います。一方で、まだまだ見えない、計画の数値目標として上がっている部分については、今後はその進捗について都度議論と意見をしてまいります。