2023年10月11日
全員協議会が開催されました。
全員協議会とは行政一般のことで様々な報告がされる議員全員が出席する会議です。
執行部からは、滋賀県からコンパクトシティの土地収用法に基づく事業の認定がされたとの報告がありました。
具体的には交流・文教ゾーンの中心核となる施設の開発のため、土地の所有者から土地の収用(公共の目的に使うこと)をしてもよい、という認可がされたことになります。
竜王町の中心核整備事業は、小学校、こども園、公園、給食センター、学童などを整備する計画です。一連の開発には土地が必要であるため、今回の認可はその土地を買っても良いと県が判断した、ということです。
県の公報には事業の認定にあたって、事業のメリット・デメリットが記載されています。
要約するとメリットは、公共施設の老朽化などもあり、行政・商業ゾーンの近くに施設を集約するのは合理的な土地利用であり、園児の安全確保や防災力の強化を考えると事業をおこなうことの利益は相当程度認められる。
デメリットとしては、当該の場所は優良農地であり、事業地となることで耕作面積は減少することになる。しかし一定の耕作地が引き続き耕作されること、営農の経営や作業効率などには支障はないものと認められる、とのことでした。
客観的な文章として書かれていると思います。
今後は10月、11月に臨時会が開催され、土地の収用に必要な予算の議決を行うことになります。
説明後の質疑では、私は急いで行うべき、ということを言いました。
記録的な物価高により数ヶ月単位でも遅れが生じれば工事費用に新たな負担が生じる情勢です。
それでいてできるものは同じです。むしろ金額を抑えるために、工事内容を安い仕様に変更するという可能性も今後あると思います。
近隣の野洲市の例では、病院の新設にあたって22億円の補正予算が必要ということも報じられました。市長選挙の争点となって、半額で出来る、という公約が掲げられましたが、結局のところ当初60億円とされた建築費用は最大120億円程度になることが示されました。
背景には大阪万博を控えた資材費高騰や、円安、物価高など単純に市の責任とも言い切れない面もありますが、早く建設を行わないことの事例として学ぶべきだと強く感じます。
【令和5年度 第64回町村議会議員研修会】
午後からは甲良町公民館で県内6町の町会議員が一堂に会した研修会がおこなわれました。
住民主体の地域づくりと地方議員の課題という二つのテーマについて勉強をさせて頂きました。
要点としては、国の動向をよく観察して、全国の事例を学び、今の時代にあった政策を地元で実行すべきという話であったとおもいます。
頭ではわかっていますが、なかなか出来ないことです。
10月から新しい任期が始まり、あちこちに挨拶に回って新しい人と出会い、今まで知らなかったモノごとに接して、とても良い勉強をさせていただいています。
自分にできることを一つずつ進めていきます。