2022年1月24日

【本年の初議会】

令和4年最初の臨時会が行われました。

主な予算は次の通りです。

・町の総合運動公園で整備されているボルダリング施設に関連するもので、現在レストハウスどらごん(自販機、休憩エリアや子ども用のボルダリング施設がある建屋)を更衣室、シャワー室に改修する予算等

・町道殿山線、鏡七里線、中央通り線(田中地先)の修繕・改良の予算、綾戸橋本西線の実施計画の予算、小口地先の竜王大橋の修繕に関する予算等

午前中の全員協議会を経て、本会議では、議員となって初めて質疑をおこないました。

かねてから、スポーツセンターの施設内で更衣室が不足しており、例えばスイミングスクールの子どもたち等が建物の通路(玄関先)で更衣している現状があります。

今回の施設整備は、ボルダリングを踏まえたものということだが、施設利用者全体を念頭においているのか?と質疑しました。

回答としては、念頭においている、というものですが、今後は施設整備が完了した後きちんと施設に誘導してもらうようお願いをしたいと思います。

更衣室等の整備にかかる予算は繰越明許費(翌年度に繰越)となり、工事は令和4年中(今年の年末まで)に完了するということでした。

また、町道の改修にかかる予算も承認をしました。道路・橋梁関係の工事も次年度以降に執行の見込みです。

【町内のコロナの感染状況】

昨年10月〜12月にかけては町内の感性者は0人(計53名)のままで推移していました。

しかし1月に入ってからはすでに単月で70名以上の感染者が出ています。

オミクロン株は弱毒化している、という声もありますが、現状の体制では仮に感染した場合、自宅療養・宿泊療養などで仕事・学業からは離れる必要があります。つまりは感染しないに越したことはない、ということです。今後も基本的な感染症対策を継続していきましょう。

【滋賀県の区割り見直し】

県内の衆議院選挙の区割りの見直しが行われ、小選挙区の定数が現状の4人から3人に減ることが決まっています。

区割りの再編成でもっとも影響を受けるのが今の4区(つまり私たちの選挙区)です。

4区は解消され、2区(愛荘・彦根などの北部)か3区(野洲や草津など西部)かのいずれかに吸収されます(なお、2002年以前は県内の小選挙区は3つだったので、20年ぶりに定数3に戻るとも言えます)。

こうした定数は国勢調査の結果をうけて、10年ごとに今後も見直しがされますが、都市部への人口流出が続くと定数が4に復する可能性は低くなります。

定数の削減にあたっては有権者の数だけで一票の格差の平均化を試みており、選挙の投票率などが一切加味されていないことは、多くの関係者が疑問に感じているところです。お国にはもう少し賢い人が多いと私は信じています。

10増10減なら、私は純粋に10減だけのほうが良いと思います。

投票率が低い都市部でだけ国会議員の数を増やしても、そこにどの程度政策的な効果があるのかは別途検証が必要なことでしょう。議員一人あたりにかかる年間の税支出はおよそ1億円です。

【コンパクトシティ化構想】

今年の竜王町議会ではコンパクトシティ化構想が具体化することに伴い、今まで以上に多くの政策議論が行われることになると思います。これまでも選挙のテーマなどにはなってきましたが、浸透していない、という声も聞こえます。役場はあらためて計画の説明をする懇談会を開催するとも伺っています(詳細は広報りゅうおう2月号に掲載予定)。たくさんの税金を使う、大きなプロジェクトです。そこには竜王町の発展を企図する想いもあります。今後も慎重に審議をしていきます。