昨日本日と竜王町議会で開催された委員会についてご報告です。

2021年9月9日

【教育民生常任委員会】

GIGAスクール構想の中心にあるタブレット教育について説明を受けました。

タブレット教育とはICTに慣れ親しむ一環で、一人一台の端末を用意するという目的で数年前から準備が進められてきました。おりしもコロナ禍によって、オンライン学習の需要が高まったことで、当初の計画よりも注目度が格段に上がっているという事情があります。

今回の委員会では、実際に教育現場でタブレットを導入するにはどのような課題があるのか、という調査を行いました。

現状では、竜王の2小学校、1中学校に生徒全員に1,124台の配備とアカウントの割当てが完了しています。実際に授業では、zoomと同様のアプリ(Microsoft Teams)を利用した全生徒が参加する会議型の授業、ミライシードというベネッセ提供の問題集アプリを使った学習が行われています。9月中には在宅でも生徒が使えるよう学習が進んでいます。

文部科学省は、今後の方針として昨年行われたような全国一斉休校のような措置は行わないとしています。つまり、今後タブレットを在宅で活用する場合は学級閉鎖や、個別に欠席された生徒さんのフォローやサポートに使用されるということになります。

集団で使用する場合の問題点として、ネットワーク環境が議論になりました。同じ性能のタブレットを配備しても、在宅のネット環境にはスピード差があり、配信しても受け手で差が出ることを埋める合わせをどうするか、学習の足並みを揃えるには、ということに学校の先生方が頭を悩ませていることが伝わってきました。

家にネットワーク環境がない場合の対応として、ポケットWiFiを町費で用意をしています。しかし一人ひとりの表情を観察して、リアクションを見て、教室と同様の環境を配備できるか、という課題が残ります。デジタル環境が完璧にface to faceの教室環境を再現できるのかといえば、それは不可能です。完璧でなくても対応できるのは大人たちの知性があるからできることで、手塩にかけて教える子ども世代に大人のレベルを強いるのは酷だ、と私は思います。

その上で、タブレットを活用するには、オフライン環境でも使えるように環境整備をすべきだという話をしました。本来GIGAスクール構想はタブレット教育を通じて、デジタル機器に慣れる足掛かりを作ることが目的です。タブレットで宿題をする、観察日記を付ける、これらローカルに保存したものを答え合わせする、という時間差を許容しないと現状は運用は難しいだろうと思いました。

公教育の目的の一つである集団生活に順応する、社会性を養う、というのが魔法のタブレットで達成できると考えるのはSFです。その魔法を先生方は現実にするため努力されていることを多くの保護者の方に知ってもらいたいと思います。

【総務産業建設常任委員会】

水道料金の改定について説明がありました。

これまで竜王町では最低使用量を15立方メートルとして、それ以後1立方メートル(水1トン)ごとに料金を計算する、という方法を採っていました。これを「基本水量」といいます。

今般の改正案では、基本水量を20平方メートルとして、15立法メートル3,000円から、20立方メートル2,900円となる値下げが行われます。(家庭用の水道管の口径13ミリの場合ですが、町内の一般家庭はほぼこの口径に該当します。)

つまり、水の消費量の基本枠を増やす代わりに、水の値段そのものは安くなる、という改正案です。これは水道インフラの維持に必要な収入を計算して行われました。

担当課によると、一般的に一人が1ヶ月で使用する水量は8立方メートルということです。そのため、核家族を含め多くの世帯に恩恵があるということでした。

2021年9月10日

【予算決算常任委員会】

本日は9月議会の補正予算の審議を行いました。

【9月補正予算の主な予算】

・ハンコ廃止に向けた業務洗い出し委託料

・動画などを使ったシティプロモーション事業

・コロナ対策で事業者への県補助金の加算措置

・町内の横断歩道整備

・チョイソコりゅうおう運行経費(3年分)

・ALT講師(英語)派遣経費(3年分)

・妹背の里の水上ステージの補修費

・老人憩いの家の解体

などです。

このうち、シティプロモーションは竜王町の風景や生活等をおさめた写真や動画を撮影し、動画を作ってSNS(インスタ等)で発信する事業です。また、兼ねてからお願いしていた、移住・定住に向けた町HPでの情報の集約的な発信もこの際おこなわれます。全体で681万9,000円の予算をかけて行われるため、大変良いものが出来るものと確信しています。

町内の歩道の整備は、今年発生した中学生の交通事故を受けて、歩道橋のマークアップ(カラー化をして目立つようにする)事業です。通学路にかかる町内10箇所で行われる予定です。

またALT講師派遣については、先々の予算まで前借りする「債務負担行為」という方法で予算取りをしています。追加資料の説明には、英語教師を同一の人物雇用できるメリットがある、という記載がありましたが、これについては派遣会社の雇用関係や当人のビザの取得状況に左右されるため、説明から省いて頂くようお願いしました。

現在役場の保健センターの前にある老人憩いの家(平屋の建物)については老朽化し耐震基準を満たしていないことから、今年度中に解体が行われます。解体に必要な予算は1,610万円です。跡地は保健センターの駐車場として整備されます。

以上の件について、予算決算常任委員会の委員の賛成多数によって可決すべきものと決しました。